月額298円の通信料で使い放題のSIMカードを使ってサイマル放送の受信を試す

最終更新 2020/02/10

<<使用上の注意>>
※ここでは、Android携帯をお使いの方を対象としています。
※通信速度が遅いため、Android側で様々な対策をしなければなりません。
※Androidの操作にある程度精通している方を対象としています。
※格安SIMの中でも激安SIMを使用しているため、通信会社の意向や設備状態などで上手く再生できなくなる場合もあります。
※結構、トリッキーな使い方になりますので、万人向けではありません。
※難しいな・・と感じたら、このページを読むのはやめた方がいいです。
※携帯電話網は、基地局内の端末数が増えれば増えるほど、1台あたりの通信速度が低下したり切れたりします。イベント時などは通信が切れやすくなるため、聞き続けることが難しくなります(例、七福神まつり、花火大会、流氷まつり・・など)

<<用法用量を守れば>>
※使用していない古いAndroid携帯(格安SIMに対応しているもの)を、FMあばしり専用プレイヤーとすることができます。
※メインの携帯の電池消費を気にせずに、FMあばしりをガンガン聴くことができます。
※トラクター用・トラック用・軽トラ用などと、車に放置プレイで車用のFMあばしりサイマルプレイヤーとして使えます。
※お使いのエリアの携帯の通信速度があまりよろしくない場合でも、ソフトウェア側のバッファ設定でカバーできる場合があります。
※満足に使えなかったとしても、契約時の事務手数料は戻ってきませんが、お好きな特に解約することができます。(データ通信のみだと、最低利用期間の定めなし)
※お使いの携帯の、キャリアアグリケーション(CA)はOFFに設定した方が安定して通信できるようです。田舎部はCAの恩恵はほとんどありません。
※4G/3Gの切り替えができる端末の場合、いろいろ試してみましょう。端末の周波数対応状況と使用するエリアによっては、3G固定にした方が安定して聴き続けることができる事もあります。

<<現状報告>>
※管理人は12月より、協力者Aさんも12月下旬より、「ロケットモバイル神プラン(298円)」をテストしています。
※12月中は、ほぼ、放送が止まることなくサイマルを聴くことができました。
※ところが、1月に入ってからの速度低下はすざましく、バッファ(キャッシュ)を変更しても途切れる状態が多くなっています。
※管理人は、「カレンダーSIM」というプリペイドSIMを発注しました。こちらでも、サイマルのテストを行う予定です。
※よって、環境にもよりますが、「ロケットモバイルの神プラン(298円)」でのラジオのサイマルは、現状では非常に厳しいと判断しています。


準備しよう

用意するもの

  • AndroidのSIMフリー携帯(ドコモやソフトバンクの使い古したものでも可。もしくは、1万円以下の新品SIMフリー携帯ならなお可)。
  • 格安SIM、ロケットモバイルの神プランSIM(お使いの携帯電話にあったSIMのサイズをチェックして、サイズを合わせて契約必要)


Androidの携帯

SIMフリー携帯+格安SIMをお使いの方は少ないと思います(管理人はこのクチなので、古い携帯もSIMフリーです)。なので、ドコモかソフトバンクのAndroid携帯を用意してください。かなり古いと、逆に辛いものがありますので、今お使いの携帯を機種変更した時にでも、ショップの方に「古い携帯に格安SIM入れて使いたいんだ」とご相談されると良いかと思います。
なお、auについては世界的に見ても特殊な方式を採用していますので、ここでご紹介する技は使いにくくなります(格安SIMでauの端末に対応していない・・と言うか、au側がドコモやソフトバンクと通信方式が違うため。そういう管理人も、かつてはずっとauユーザーでした。新しい端末に機種変更(Volte対応機種)したら、自宅が圏外になってしまったため、そのまま格安SIMの方へ移動)。
リサイクルショップなどにある、中古の端末のそこそこ新しめのものをゲットする方法もあります。
まわりの方で、1年くらいで新端末へ交換している友人がいましたら、お願いして古い携帯を頂くという方法もあります(費用はプライスレス)。
後は、もう、SIMフリー携帯を新品で買ってしまうという富豪な方もいらっしゃるかと思います。

AmazonでSIMフリーなAndroid携帯を検索するには、下のリンクをどうぞ。

simフリー android

本体だけピックアップされる訳ではありませんが、本体をしっかり探していくと地味にお安くゲットすることができます。
ただし、日本国内では使用できない、通称「技適」と呼ばれる「技術基準適合証明」「技術基準適合認定」などの、国の機関の審査を受けて合格した物以外が電波を発射することは法律で禁じられています。懲役刑のある罰を受けることになりますので、ご注意ください。(技適のない気象観測機器や農業用機器をお使いの方が、Facebookなどに意気揚々とアップしている姿をお見受けいたしますが、どういうことかおわかりだと思います。ダメ・ゼッタイです)

格安SIM

管理人が現在試しているのは、ロケットモバイルの「神プラン(ドコモ)」です。月額298円(税別)で使い放題。ただし、速度は200K(0.2M)が最高となります。FMあばしりのサイマルは、128K(0.13M)程度ですので、余裕で使える気がしますよね?数字だけ見ると。
だがしかし、ロケットモバイルは、初速バースト機能(データ通信始まるときは、数Mの高速通信をし、数秒後には0.2M以下に速度が落ちる。これは、ホームページなどを見るときは、最初にドバッとページが表示されるため、0.2Mよりも体感が速く感じるという素晴らしい仕組み)があるため、最初は快適に音が流れてきますが、その後、音が途切れて30秒くらいしたらまた音が鳴って、また途切れて・・を繰り返し、最後はアプリが「エラー」で停止してしまいます。
もちろん、高いお金(例えば、神SIM(TAKUMI JAPAN提供)の100Gプランだと、月額2990円/速度制限なし)を払えば、無制限で快適にFMあばしりを聴くこともできます。が、ここでは、コストを掛けずに、ちょっぴり手間を掛けてFMあばしりを聴こうという方法へ特化しています。
余談ですが、FMあばしりのサイマルは、1時間で最小「56Mの大きさ」となります。だがしかし、電波状況によっては「データの再送」や「制御データのやりとり」などが含まれますので、もう少し大きくなります。なので、朝7:30~夜19:00まで聴いたとすると、最小で「644Mの大きさ」となります。管理人が仕事中朝から晩まで流していた時は、大体700~800Mの大きさとなっていました(実測値)。1日約0.8G消費する事になります(厳密には、1024という数値で単位が上がるのですが、ここでは便宜上1000としています)。日曜日を除いて一ヶ月、毎日聴くとなると、ザックリザクザクな計算でも20G以上の大きさのパケット枠が必要になります。
快適な速度の契約で、20G以上を契約すると、298円ではおさまりませんよね・・。
そこを、298円で抑えてしまおうという、一手間のヒントを次からご紹介いたします。
なお、管理人の紹介コードを契約時に入れていただけると、私の方に200円分の通信クーポンと、契約者の方にも200円分クーポンが出ますので、しゃーない、投げ銭で200円やるわ!と言う方は、よろしくお願いいたします。もちろん、びた一文もやりたくねぇ!と言う方は、紹介コード欄を空欄にしてくださいね。
 →管理人の紹介コード TSJQKNGCLR

アプリの選択

ListenRadio(リスラジ)アプリ、録音ラジオサーバアプリなどいろいろなアプリがあります。
が、これらのアプリですと、「通信速度が遅すぎて、音が出たり出なかったり、そのうちエラーで再生が止まる」という現象になります。
なので、「録音ラジオサーバ」アプリを使って、FMあばしりを録音しつつ聴きたい!と言う方は、残念ながらお安いSIMでは実現できません。
(独り言。録音ラジオサーバアプリのバッファの大きさを任意に変更できるようになれば、使えないこともないんだよなぁ・・・またまた、作者様にお願いしてみようかな。でも、システムの大規模変更が必要となるので、難しいかな・・)
また、お使いのエリアによっては、普通にリスラジアプリや録音ラジオサーバアプリが使える場合もあります。ホント、使われる場所や携帯基地局の整備状況、お使いになる端末によって、大幅に便利に使えるかどうかが変わってきます。

普通のアプリですと、「データがそれなりの速度で流れてくる前提」で考えられて作られています。
ところがどっこい、ロケットモバイルの神プランは、ときどきデータが全く流れなくなります。
なので、データが流れて来ない時、音が途切れてしまうのですね。

そこで、バッファという技を使います。技と言うほどのことではありませんケド・・。

データの流れって、水道ホースをイメージしていただければわかりやすいかと思います。
チョロチョロでも、途切れずずっと水を出すことができれば、庭の水車を回すことができます。
水車が回っているうちは、音楽を奏でてくれます。
ロケットモバイル神プランは、このチョロチョロな水がしょっちゅょう「止まる」のです。
すると、水車が回らない時間ができてしまいます。そうすると、音楽を奏でられなくて、音楽が止まってしまいます。

じゃじゃじゃ(湊さん風に)、どうしたら、ときどき止まるホースの水を使って、音楽を奏で続けられるようにしたら良いと思いますか?

はい、「バケツに水をためて、バケツからチョロチョロ水を水車に流す」ようにしたら、水車が止まる確率減ると思いません?
そして、バケツを大きくすればするほど、安定して水車を回せるようになりますよね。
このバケツを、バッファと言います。そして、バケツの大きさをバッファの大きさと言います。

だがしかし(このパターン多いな)、バケツが大きければ大きいほど、安定して水車を回すために貯めておく水が必要ですよね?
そうすると、ホースの水を出してから、水車が回るまで時間が必要になってしまいます。
これを、バッファしたために発生する遅延となります。

実際、サイマル放送で「遅延している」というのは、それぞれのアプリが多少なりともバッファを持っているからなのです。
(一概に、遅延の時間は推定が難しいのです。バッファの大きさだけでなく、HLSストリーミングの仕様まで踏み込む必要があります。これを説明していくと、技術書書き上げられちゃう位のボリュームがありますので、どうしても仕組みを知りたい方は、HLSストリームの仕様書などをググっていただけると・・・)

では、バッファの大きさを調整できるアプリは・・・。

VLC Mediaplayer(以下、VLC)は調整できるのです。

VLC MediaPlayerの設定と使い方

ここまで読まれている方は、きっと文字ばっかりで嫌になっていると思いますので、画像でザックリザクザクと説明していきます。
VLC(Android)の使い方は、「慣れ」てください。インストールなども、ご自身でお願いいたします。
 →GooglePlayのVLC for Android

次のアドレスを、選択してコピーしておいてください。

http://mtist.as.smartstream.ne.jp/30058/livestream/playlist.m3u8

※このURLは管理人が独自に解析したものです。サイマル側の都合で変更になる場合もあります。
※サイマル側の対策によって、聴けなくなる場合もあります。


では、VLCを起動してください。
左上の三本線をタップして、メニューを出します。


メニューから[設定]をタップします。


設定画面の下の方に[ネットワークキャッシュ値]という項目があります。
ここをタップします。


ネットワークキャッシュ値を入力する画面となりますので、[350000]と入力します。
「キャッシュ値=バッファの大きさ」です。

音切れが起きる場合は、[400000]にしてみてください。それでも音切れする場合は、少しずつ大きくして様子を見て、最適値を見つけてください。なお、大きくすればするほど、再生までの待ち時間が増えます。
ただし、べらぼうに大きくしても逆効果な事も多いです。時間のあるときに、小刻みに変更して試行錯誤するのが、結果的には幸せになれる可能性が高いと思います。
協力者A様より情報を頂きました。キャッシュ値を小さく(1024程度)にした方が安定するという情報もあります。様々な数値を試して見るのがいいかもしれません。また、管理人の環境では、いろいろなキャッシュ値を試していますが、現状では音切れが発生しています。

また、端末本体で設定ができれば、キャリアアグリゲーション(CA)を使わない設定にした方が、途切れにくくなることも多いようです。都市部(北見市内のごく一部など)であれば、キャリアアグリゲーションの恩恵は受けれると思いますが、田舎部ではあまり恩恵はありませんし、なにより低速格安SIMの場合は、キャリアアグリゲーションを使うほど速度が出ません(多分、音声データのほかに制御コードのやりとりが多くなるため、余計に速度が落ちる可能性もある)。サイマル放送を聴くだけの端末であれば、VoLTE(ボルテ)も必要ないのでOFFに。お使いの場所によっては、4Gを切って3Gで使った方がデータが途切れなくなることもあります。
格安SIMの激安SIMで、サイマル放送を聴きまくろうと思われる方は、これらの設定変更をいろいろと試して見る、チャレンジスピリッツが必要です。DSDS(DSDV)機の場合は、SIMを差し込むスロットを変更してみたり、いろいろ試して見ると幸せになれるかもしれません。


また、[戻る]で最初の画面まで戻り、三本線のメニューを出します。
次に、[ストリーム]を選択します。


ストリームの[ネットワークMRLを入力]の所をロングタップ(長押し)して、[貼り付け]を出現させます。
貼り付けをタップして、冒頭でコピーしたURLを貼り付けます。貼り付け終わったら右側の矢印というか紙飛行機的なアイコンをタップします。
これで、FMあばしりが再生されます。

下に、[playlist.m3u8]という行が追加されます。次回からは、コピペしなくても、ここに履歴が表示されますので、それをタップするだけでFMあばしりを再生することができます。


これで、VLCでFMあばしりを、格安SIMで聴ける環境ができました。
再生を停止したい場合は、VLCの「一時停止」ボタンをロングタップ(再生が止まるまで押す)してください。
(バッファの関係で、すぐには止まりません)

後は、お使いのAndroidの省電力設定を確認して、画面が暗くなってもVLCの息の根を止めないように設定してください。また、VLCはバックグラウンドでも動作し続けて、通信できるように本体の設定もご確認くださいね。

これで、月額298円でFMあばしりをラジオの入らないところでも聴き放題の端末が完成しました。
Bluetoothのスピーカーでみんなで楽しむもよし、ヘッドセットで一人でニヤニヤするもよし。
車のオーディオのBluetoothへ飛ばして、車内で楽しむもよし。

iPhoneの方は、ゴメンナサイ。

その他のコミュニティーFMも同じようにVLCで楽しむこともできます。(Radikoは不可)
その他のコミュニティーFMについては、URLを追加すると聴けます。
もし、聴きたいコミュニティーFMがありましたら、下の「お問い合わせ」から、「○○のコミュニティーFMが聴きたい」とお知らせくだされば、URLを解析して、このページに一覧で追加していきたいと思います。
(解析に時間かかる場合がありますので、まったりお待ちいただけると幸いです)

コミュニティーFMサイマル放送URLリスト (2020/01/29現在)

ステーション名サイマル放送URL
FMあばしり(網走市)http://mtist.as.smartstream.ne.jp/30058/livestream/playlist.m3u8
FM JAGA(帯広市) http://mtist.as.smartstream.ne.jp/30016/livestream/playlist.m3u8



余談ですが、このロケットモバイルの神SIMは、管理人は「RTKの補正データ受信システムの通信回線」として使ったり、「RTK補正基地局自体の通信用」に使用しています。税別月額298円で維持できるモバイル回線はIoTには必要だと思います。RTK基準局から広域に補正データを飛ばすLoRaWANという方式も使用できるのではないかとぼんやり思いつつ、ポケットマネーでは研究できないのでどこかの誰かがやってくれるのではないかと期待しています。
しかし、ラジオのサイマル放送の要件である、128K(0.12M)を安定してデータを転送することはできない事が多いようです(音切れする)。